大分県にある九州大学病院で、大量の抗がん剤が投与された70代の男性患者が意識不明の重体となっています。

大分県にある九州大学病院で、大量の抗がん剤が投与された70代の男性患者が意識不明の重体となっています。

人の皮膚や胃から採取した細胞に3種類の遺伝子を入れて、肝臓の幹細胞を作り出すことに、国立がん研究センターの石川哲也室長らが世界で初めて成功した。

 体外で大量に増やすことが可能で、肝炎ウイルスの研究や、患者一人ひとりの体質に応じた薬の開発など幅広い応用が期待できる。6月に東京で開催される研究会で発表する。

 肝臓の細胞には、様々な物質の代謝や解毒、酵素の合成など多彩な働きがあるが、体外で培養してもほとんど増えず死んでしまう。そのため、幹細胞の段階で増殖させ、成熟した肝臓の細胞に育てる技術が求められていた。

 石川さんらは皮膚や胃の細胞に、ウイルスを使って遺伝子を導入し培養。3週間後、アルブミンなど肝臓特有の様々なたんぱく質を合成する幹細胞ができた。

 150日以上培養し、いったん凍結保存したものを解凍し、再び増やすことにも成功した。

 B型、C型肝炎などの治療薬の開発には、ウイルスを肝臓の細胞に感染させる実験が必要とされる。しかしこれらのウイルスは、人やチンパンジーにしか感染しないため研究が難しく、副作用の強い治療薬しかない。幹細胞から肝臓の細胞を大量に作れば、安全な新薬の開発に貢献する。

 また、肝臓には解毒作用があるため、薬の毒性検査にも役立つ。高脂血症薬の開発や、採取した細胞から作った肝臓幹細胞をもとに本人に合った薬を開発することも可能になりそうだ。

 ◆幹細胞=体を作る成熟した細胞になる能力を保ったまま、細胞分裂を繰り返す細胞。体内では、体の成長や組織を維持するため新しい細胞を供給する役割を持つ。

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