エーザイが続落、新抗がん剤を米FDAが優先品目指定も反応薄

エーザイが続落、新抗がん剤を米FDAが優先品目指定も反応薄

  エーザイ <4523>が15円安の3010円と小幅続落して前場を終えた。朝方から売り先行の展開となり、一時42円安の2983円まで下げている。1日の同社ホームページで「自社開発の新規抗がん剤エリブリンに関して、米食品医薬品局(FDA)が、米子会社が提出した新薬承認申請を5月28日に受理し、優先審査品目の指定した」と公表したものの反応薄。今年3月30日に日本、米国、欧州の各局にそれぞれ同時に承認申請したもので、日本では即日受理となり、欧州でも5月に受理されている。

  米国では、同薬の審査期限が9月末まで4カ月前倒しされる。2日付け日本経済新聞朝刊では、「11月に主力の認知症薬アリセプトの米国特許は切れるため、期間内に新注射抗がん剤が承認されれば、業績の大幅の落ち込みが回避できる可能性が高まる」と伝えている。同社では、がん領域を最重点領域と位置付けており、新規抗がん剤及び支持療法となりえる治療剤の開発に注力している。

  なお、同社は5月24日、米ノース・カロライナ工場内に抗がん剤の注射剤生産棟が完成、正式に開設した。新生産棟は、同社として初めての抗がん剤を含む注射剤の製剤化研究と製剤生産を担う拠点となると発表している。総投資額は約1億ドル。

  株価は、3月19日に3675円の年初来高値を付けた後、いいとこなしのほぼ一本調子の下げとなり、5月25日には2928円まで下落。中勢上昇相場の節目である昨年11月安値3090円を割り込んでおり、戻り待ちの売りは多そうだ。

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