テラ株が半月ぶり高値、北大とがん細胞療法開発で提携-認知度向上

テラ株が半月ぶり高値、北大とがん細胞療法開発で提携-認知度向上

 6月2日(ブルームバーグ):がん免疫細胞療法の技術ノウハウを契約医療機関に提供するテラ株が一時、前日比9.6%高の1195円と急反発。5月14日以来、約半月ぶりの高値を回復した。同社が手掛ける樹状細胞ワクチン療法のがん細胞攻撃力を高めるため、北海道大学の西村孝司教授と共同研究を行うことが1日明らかになった。今回の提携を契機に、医師間で同社治療法の認知度が向上するとみられた。

  「樹状細胞ワクチン療法」は、がん治療の新しい潮流として注目を集める医療技術で、患者本人の細胞を利用してがん細胞を狙い撃ちにする免疫療法。一般に副作用が少ないとされる。テラは、西村教授ががん細胞の自然死(アポトーシス)を抑制する機能を持った特殊なたんぱく質(サーバイビン)を発見したことに着目、両者の技術を組み合わせ、同社治療法の効果を高めることができると期待している。

  テラ経営戦略室の山本一之氏によると、今回の共同研究は北大が主導するもので、「当社のコスト負担はそれほど大きくはない」という。

  エース経済研究所の池野智彦シニアアナリストは、「テラの樹状細胞ワクチン療法が普及するかどうかは患者や医師への啓蒙活動いかんで決まる。北大を入口にアカデミアとの連携が深まれば、認知度も高まるとみられ、前向きに評価していい」と述べた。

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