若い母の乳がん早期発見に一役

若い母の乳がん早期発見に一役

乳がん検診率の低い20~30代の若い母親の受診率を上げるため、保育園などに検診車や講演会を出前している「お母さんのためのピンクリボンの会」(事務局・京都市中京区)が発足1年を迎えた。講演会がきっかけで乳がんが見つかった女性もおり、早期発見に一役買っている。

 同会は、若い母親に接する機会の多い京滋や大阪などの産婦人科病院、京都市の児童館や保育園などが手を取り合い、昨年6月に立ち上げた。

 公的検診の対象を40歳からと定める自治体も多く、20~30代の検診率は40代以上に比べて低いという。若い母親が集まる場所で検診が受けられれば受診率も上がると考え、講演と検診車の出前を行っている。

 講演会はこれまで、保育園や児童館など7カ所で開いた。産婦人科医や放射線技師らが検診の必要性を説明し、女性の体や女性特有の病気の仕組み、自己検診法をわかりやすく紹介している。

 講演とセットで検診車も派遣しており、4カ所で計178人の検診(有料)を行った。受診者のうち40歳以下が85%で、初めて検診を受ける人も多かったという。講演をきっかけに病院で検診を受けた人もおり、親子で検診に行き、親の方に乳がんが見つかったケースもあった。

 畑山博会長(50)は「乳がん検診を受けたことがない人が受診するきっかけになれば」と期待している。

 ▽乳がん 日本人の20人に1人がかかるとされ、若年層は病状の進行が速い。早期発見で9割が治るとされる。京都市による住民検診の受診者数は増えているものの、検診率は13・5%(2008年度)にとどまっている。

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