子宮頸がんワクチン接種 全額負担/西目屋

子宮頸がんワクチン接種 全額負担/西目屋

 西目屋村は、村内の小学6年生、中学1年生の女子児童、生徒を対象にした子宮頸(けい)がん予防ワクチンの集団接種を全額公費で負担する方針を決め、4日開会した村議会6月定例会に、必要経費を含む今年度一般会計補正予算案を提案した。可決されれば、7月中旬にも1回目の希望者に集団接種が行われる。同ワクチンの全額公費負担は全国的にも例が少なく、東北では初めてとみられる。
 子宮頸がんワクチン接種の対象者は小学6年生4人、中学1年生5人の計9人。対象者のワクチン接種の経費49万5000円を予算案に盛り込んだ。
 村住民課によると、予算案が可決されれば学校を通して対象者に希望を募り、7カ月で合わせて3回の接種を行う。来年度からは対象は小学6年生のみとする予定。
 子宮頸がんは主に、性行為によってヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することが原因で発症するため、性行為を経験する前の接種が効果的とされる。国内では年間約1万5000人が発症し、約3500人が死亡しているという。
 ワクチン接種は10代前半が望ましいとされるが、全額自己負担となる費用が普及の障害となっている。このため、全国の自治体で接種費用を助成する動きが相次いでいる。先月には栃木県大田原市で全国初となる全額公費負担による小学6年生の女子児童を対象とした集団接種が行われた。
 村では、健康づくり対策、少子化対策に力を入れており、子宮頸がん予防ワクチンの全額助成と、村内の生後2カ月以上2歳未満の乳幼児を対象としたインフルエンザ菌b型(Hib)を予防するヒブワクチンの一部助成の経費9万1000円と合わせて村議会に提案することにした。
 同村住民課の村元博敏課長は「この事業をきっかけに村民の子宮頸がんなどの各種がん検診、定期予防接種以外の任意予防接種に対する関心と理解を深めてもらいたい」と話した。

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