切除部位を光らせ確認=乳がん・心臓手術で効果-高知大など

切除部位を光らせ確認=乳がん・心臓手術で効果-高知大など

 手術中にリンパ節や血管を光らせ、切除部位などを周辺組織と簡単に見分けられるようにするカメラ装置を開発したと、高知大と科学技術振興機構が7日までに発表した。高知大医学部の佐藤隆幸教授らによる成果で、実際に乳がんの摘出手術や心臓血管バイパス手術に役立つことを確認した。
 「ハイパー・アイ・メディカル・システム」と呼ばれるこの装置は、パソコン程度の大きさの本体とカメラ、映像ディスプレーで構成。研究開発に参加した医療機器メーカー「瑞穂医科工業」(東京都文京区)が製品化し、今後販売する。
 使い方は、肝臓や眼底の検査に使われている試薬「インドシアニングリーン(ICG)」を、リンパ節や血管などの識別したい部位に投与し、カメラで近赤外線を照射するとともに、ICGから放出される蛍光を撮影する。肉眼では見えないが、映像ではリンパ節などが光って見える。
 従来の手術前の放射線・X線検査に比べ、患者の身体への負担が少ないほか、手術中に切除する部分を細かく確認できるため、転移したがんを見逃す可能性が低くなる。胃や大腸など他のがんの手術にも幅広く使えるという

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