がん患者5年後3万6000人 県が推計、03年の1・8倍

がん患者5年後3万6000人 県が推計、03年の1・8倍

県内のがん患者数が、2015年には03年の約1・8倍に当たる3万6千人程度に増加する見通しであることが、県の推計で明らかになった。がんによる死者数も3400人と約1・5倍に増える見込み。高齢化に伴い、がん罹患りかん率の高い世代が増加することや、医療技術の進歩で延命するがん患者が増えることなどが要因という。
 厚生労働省研究班の研究結果をもとに推計した。県健康増進課によると同省の研究では、03年の全国のがん患者が298万人で、12年後の15年には533万人まで増加するとの推計値が出ている。
 全国と県内の人口比で県内の数値を推計したところ、03年時点のがん患者数は2万500人だった。患者は12年間で増加し、3万人台半ばに達する計算になった。また、がんによる死者数は県の人口動態統計で03年が2200人と分かっていて、年代別の人口の推移を勘案し、12年後には3400人になると推計した。
 国立がん情報センターの05年の推計値をみると、全国の年代別がん患者数は70~74歳が10万9千人余りで最多。県内でも高齢化が進み、15年には「団塊の世代」が60代後半を迎え、がん患者の増加が見込まれるという。また、がん治療の高度化も予想され、罹患しても延命の可能性が高まり、患者数の増加につながるという。
 県健康増進課は「12年度までを期間としているがん対策推進計画を着実に実行し、がん患者の減少につなげたい」としている。

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