石綿被害、造船会社を提訴 地裁 中皮腫発病、港区の男性

石綿被害、造船会社を提訴 地裁 中皮腫発病、港区の男性

中堅造船会社「サノヤス・ヒシノ明昌」(大阪市)の下請け会社で40年勤務した大阪市港区の中田鉄夫さん(68)が「サ社がアスベスト(石綿)の被害防止を怠ったため、悪性中皮腫に罹患(りかん)した」として、10日、サ社に3300万円の損害賠償を求める訴えを地裁に起こした。

 訴状によると、中田さんは1967年に下請け会社に入社。サ社の作業場で、船のエンジン修理などを担当し、断熱材の石綿を外すなどの作業を行った。しかし、07年に良性石綿胸水と診断され、退職。昨年、労災認定を受け、8月には悪性中皮腫と診断された。

 中田さんは「造船業界では、1940年代後半には石綿による健康被害が予見できたのに、サ社はマスク支給などの防止策を取らなかった」と主張している。

 サノヤス・ヒシノ明昌は「事実関係がわからないので、コメントは差し控えたい」としている。

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