がんと闘病、次女出産し他界の24歳ドラマ化

がんと闘病、次女出産し他界の24歳ドラマ化

がんと闘いながら次女を出産し、24歳で亡くなった北九州市の大石真由美さんの本「いぬのおまわりさん」(不知火書房刊)が、テレビドラマ化される。

 9日には若松区の岬ノ山(はなのやま)公園で撮影が行われ、女優の水川あさみさんが「真由美さんの前向きな生き方を見てもらいたい」と真由美さん役を熱演した。

 ドラマは、毎日放送(本社・大阪市)制作の約2時間番組。5月末から東京や静岡などで撮影が行われたが、「真由美さんの出身地で撮影したい」との制作者側の思いから、北九州でのロケが実現した。

 9日は、水川さんのほか、夫役の俳優永井大さんも出演。がんを知った真由美さんが産む決意を伝える重要なシーンが撮られた。水川さんは「とことん落ち込んでも当然という状況の中でも、元気で前向きでいられた真由美さんの強さを尊敬する。原作から私が受け取ったメッセージを届けたい」と話した。

 真由美さんは、次女の結南(ゆうな)ちゃん(1)を妊娠中の2008年2月、血液のがんと呼ばれる悪性リンパ腫と診断され入院。抗がん剤治療を続けながら同6月に出産し、約5か月後に亡くなった。母親の大石久美子さん(52)が、生前に真由美さんがつづったブログの文章をまとめた本は、09年7月に発売されて大きな反響を呼んだ。

 撮影現場には、久美子さんも駆けつけた。今月2歳の誕生日を迎える結南ちゃんは活発な性格で、少しずつ言葉もしゃべり始め、長女の瑠美南(るみな)ちゃん(2)と元気に保育所へ通っているという。久美子さんは「希望を持って前向きに生きた姿が、本やドラマを通して多くの人に知ってもらえることがうれしい」と話していた。

 ドラマ「いぬのおまわりさん」は、7月4日午後9時からTBS系のRKBなどで全国放送される予定。

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