触らず乳がん触診練習 岐阜大グループ“世界初”の装置

触らず乳がん触診練習 岐阜大グループ“世界初”の装置

 コンピューターに登録した仮想物体が目の前にあるかのように見え、手で触れた感触も再現できる装置を、岐阜大工学部の川崎晴久教授のグループが開発した。医学生が練習しにくい乳がんなどの触診技術の習得が実物により近い環境でできるなど多方面に活用できるといい、川崎教授は「世界初の装置。これからソフト面の開発を進めたい」と話している。

 川崎教授は、5本指を備え人間と同じように柔らかいものをつかむことができるロボットハンドなどを研究。この技術の延長で2年前、人間の指先に仮想物体の感触を伝える手の形をした装置「HIRO3」を開発した。

 今回は、特殊なメガネをかけると映像が立体的に3D表示できるディスプレーと「HIRO3」などを組み合わせた。ディスプレーには、仮想物体と自分の手の合成映像を表示。HIRO3を触っている手がディスプレーでは仮想物体を触っているように映り、手を動かすと、物体の形状や動きを「手応え」として感じることができる。

 「乳がんを見つける乳房検診の練習や、宇宙や海底など人間が行きづらい場所でのロボットハンドの遠隔操作、介護ロボットの実現にもつながる」と川崎教授。グループでは、16日から東京で開かれるロボット展示会で発表し、より詳細な映像などを開発するパートナー企業を探すという。 

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