有機EL素材使ってがん識別 群馬大が新技術開発

有機EL素材使ってがん識別 群馬大が新技術開発

ディスプレーなどに用いられる有機EL素材を使い、体内にあるがん組織を赤く光らせ、見えるようにする技術を群馬大の竹内利行副学長(内分泌代謝学)、飛田成史教授(光化学)らが12日までに開発した。

 ごく小さながんは目視では見落としやすいが、内視鏡検査と組み合わせると、胃や大腸など組織の表面にできる微小ながんの診断に役立つのではないかという。

 竹内さんらによると、有機EL素材の一種「イリジウム錯体」という化合物に特殊な光を当てると、酸素濃度が空気と同じ20%程度の環境では光らず、10%程度より低いと光る。がん組織は細胞の増殖が速く低酸素状態になっており、この化合物を利用して光らせることができると考えた。

 竹内さんらは、低酸素の環境で赤く光るようにしたイリジウム錯体を作り、がん組織を移植したマウスの静脈に注射、がんの部位を光らせることに成功した。実験では2ミリ程度でもがんと判断でき、表面からの深さが1センチ以内なら把握できるという

トラックバック&コメント

この記事のトラックバックURL:

まだトラックバック、コメントがありません。


ことば:乳がん検診の受診率 /山口 »
« 講演:堀井・慈圭病院院長、五つの「あ」でがんと付き合い--高松 /香川