がん患者・家族支援、食と排せつ理解深めて

がん患者・家族支援、食と排せつ理解深めて

26日にイベント
がん患者とその家族の声を生かした支援態勢づくりに取り組む、金沢大学の教員を中心としたグループが26日、金沢市青草町の近江町交流プラザで「食と排せつ」をテーマに体験型のイベント「生きるセンス 食べるセンス 出すセンス」=写真はポスター=を開く。企画にかかわった金沢大の榊原千秋助教は「食や排せつは0歳でも100歳でも大切な問題。がん患者でなくても参考になるはず」と話している。

 イベントには、料理研究家・辰巳芳子さんらの講演会、スープの試食、医師や看護師による排せつや在宅療養の相談会などが設けられる。親子で楽しめるよう、紙芝居やおもちゃ作り体験も用意した。

 主催グループには、教員のほか、医師や福祉関係者、がん体験者、学生ら約50人が集まり、2月にがん患者の支援態勢を作るためのプロジェクトを発足。月1度、会合を重ねてきた。メンバーそれぞれが仕事としてだけでなく、家族に起きた身近な問題として、がんに直面した人が多く、食と排せつが患者や家族にとって切実な問題だとの共通認識を持つ。

 抗がん剤や放射線治療の副作用で、体力がなくなったり、ひどい口内炎が出来たりして食欲がなくなる人は少なくない。また、手術をきっかけに尿意や便意をうまくコントロール出来なくなる人、便秘や下痢に悩まされる人も多い。

 「排せつは個人的な問題なので、相談しにくく、悩みを抱えてしまいがち」。榊原助教は、このイベントをきっかけに、こうした悩みの壁を取り払ってほしいと考えている。

 午前10時~午後5時、入場無料。辰巳さんのほか、上智大学のアルフォンス・デーケン名誉教授と、「排泄用具の情報館むつき庵」代表の浜田きよ子さんが行う講演会は、事前申し込みが必要。

 問い合わせは、北陸がんプロフェッショナル養成プログラム事務局((電)076・265・2854)へ。

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