子宮頸がん予防接種 伊勢市、全額助成

子宮頸がん予防接種 伊勢市、全額助成

伊勢市は今年度から、女子中学生を対象に子宮頸(けい)がんを予防するワクチン接種の助成を始める。市は6月議会の一般会計補正予算案に約9千万円を盛り込む。市は5万円を上限に助成する方針だが、市内では上限を超えることはないとみており、全額助成となる見込み。全額助成なら東海3県では初めてという。

 発症の原因となるウイルスは主に性交渉によって感染するとされる。性交渉経験前にワクチンを接種すれば、予防が難しいとされるがんの中でも発症を未然に防ぐことができるという。

 予防接種は任意で8月ごろから実施する。今年度は中学1~3年生約1900人が対象。来年度以降は中学1年生から希望者を募る。市内の主な病院では4万2千~4万8千円で接種できることから、自己負担はないとみている。

 鈴木健一市長は「母親や友人が子宮頸がんの治療を受け、つらい思いをしているのを身近にみてきた。病気の予防事業は行政の役目」と話す。

 また、肺炎球菌の予防接種では、65歳以上の高齢者を対象とし、生活保護世帯には全額助成、生活保護世帯以外の接種者には半額(上限4千円)を1人1回のみ助成する。

 市によると、子宮頸がんの治療には平均約10日、肺炎は同約2週間の入院が必要で、いずれも同約40万円の医療費が必要になる。予防事業により医療費を抑制するねらいもある。

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