がん患者らに緩和ケアが重要

がん患者らに緩和ケアが重要

がんなどの患者の体の痛みや精神的な苦痛を取り除く、「緩和ケア」について考えるシンポジウムが開かれ、専門の医師が、がんと診断された段階から「緩和ケア」を行うことが重要だと指摘しました。

このシンポジウムは、緩和ケアに取り組む医師や看護師などで作る「日本緩和医療学会」が開いたもので、東京・千代田区の会場には、およそ3500人が集まりました。シンポジウムでは、学会の副理事長の志真泰夫医師が講演し、がんで亡くなった患者の遺族の中には、緩和ケアは終末期の医療だという誤った認識によって、緩和ケアを始めるのが遅くなったと感じている人が多いという研究結果を紹介しました。そのうえで、志真医師は「がんと診断された段階から、切れ目なく緩和ケアを続けることが重要で、患者の体の痛みや精神的なストレスだけでなく、患者の家族についても心のケアを行うことも必要だ」と指摘しました。会場には、患者や家族とのコミュニケーションの取り方など、医師を対象にした緩和ケアの研修を紹介するパネルなども展示されています。志真医師は「患者だけでなく、医師も緩和ケアに対する正しい認識を持つ必要があるため、研修医のうちから緩和ケアを学ぶ態勢作りを進めている」と話しています。

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