タオル帽子全国に 岩手ホスピスの会が東京で講習

タオル帽子全国に 岩手ホスピスの会が東京で講習

【東京支社】がん患者や家族のために「タオル帽子」の普及活動に取り組んでいる岩手ホスピスの会(川守田裕司代表)は19日、東京都中央区で作り方講習会を開いた。全国の患者らからの要望を受け、本県以外で初の開催。メンバーは「岩手発のタオル帽子を全国に広めたい」と活動の広がりに期待する。

 同会は抗がん剤の副作用で脱毛した人に役立ててほしいと、2年前からフェースタオル1枚でできるタオル帽子の製作活動に取り組み、これまで1万個以上の完成品や型紙を全国の病院などに寄贈してきた。

 今回の講習会は全国から「実際に作り方を教えてほしい」と多くの声が寄せられたのがきっかけ。同会の活動に共鳴してタオルを寄付しているタオルメーカーの内野(内野信行社長)が本社会議室を会場に提供した。

 講習会には患者本人やその家族、患者団体の関係者ら約50人が参加。同会のメンバー8人が型紙を使いながら作り方を教え、熱心にメモを取る人もいた。

 娘を白血病で亡くして以来、骨髄バンクの推進活動に取り組んでいる千葉県市原市の西島一恵さん(65)は「闘病中は脱毛が一番かわいそうだった。タオルなら経済的で使い勝手もいいし、素晴らしいアイデア。みんなに広めたい」と話していた。

 悪性リンパ腫の闘病体験があり、タオル帽子を考案した同会事務局長の吉島美樹子さん(49)は「熱心で意識の高い方ばかりで、患者さんや家族の思いは岩手も東京も変わらないことを実感した。これを機に今後も各地で講習会を開きたい」と決意を新たにした。

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