イレッサで生存期間2倍に 肺がん治療、指針見直しへ

イレッサで生存期間2倍に 肺がん治療、指針見直しへ

特定遺伝子が変異している肺がん患者に治療薬イレッサ(一般名ゲフィチニブ)を使うと、従来の抗がん剤治療に比べ、生存期間を2倍に延ばせるとする臨床研究の結果を貫和敏博東北大教授(呼吸器内科学)らのチームがまとめ、24日付の米医学誌に発表した。

 イレッサは間質性肺炎の副作用があり、日本肺癌学会は抗がん剤投与を優先するよう治療指針で求めているが、チームの弦間昭彦日本医大教授は「最初からイレッサを投与する方が効果の高い患者のいることが示された。初回投与を認める方向で、学会内で指針見直しが進んでいる」と話している。

 チームは、進行した非小細胞肺がん患者のうち「EGF受容体」の遺伝子が変異した患者230人を2グループに分け、治療成績を比較した。

 最初からイレッサを使ったグループは、抗がん剤を投与したグループより、がんが悪化するまでの期間が2倍に延びた。

 イレッサを投与したグループの平均生存期間は約2年半で、抗がん剤治療だけだったこれまでの実績の約1年2カ月と比べ2倍に。もう片方の抗がん剤のグループも途中でイレッサに切り替えると、生存期間は約2年となった。

トラックバック&コメント

この記事のトラックバックURL:

まだトラックバック、コメントがありません。


子宮頸がん予防ワクチン 小6~中3で個別接種、鹿沼市が10月から »
« 子宮頸がん予防集団接種 県内初、根羽村が全額補助