イレッサ 特定の肺がんに有効

イレッサ 特定の肺がんに有効

肺がんの患者で特定の遺伝子に変異がある場合、治療薬「イレッサ」が、がんの進行を抑えて延命効果が認められるという臨床試験の結果を、東北大学などのグループがまとめました。

東北大学を中心とするグループは、手術のできない進行した肺がんの患者で「EGFR」という遺伝子に変異がある場合、治療薬「イレッサ」が有効かどうか調べる臨床試験を行いました。およそ230人の患者を、この薬を投与するグループと従来の抗がん剤を使うグループにわけ、5か月後に病状を調べた結果、がんの進行が抑えられ安定した状態だったのは、イレッサのグループで80%と、従来の抗がん剤のグループを30ポイントほど上回り、明らかな違いを示しました。また、治療を始めてからの平均の生存期間も2年半余りと、従来の抗がん剤より2倍ほど延び、延命効果が確認されたということです。イレッサは、重い肺炎などの副作用で死亡する患者が相次いだため、投与の基準が厳しく定められていますが、今回の調査では副作用も従来の抗がん剤より少なかったとしています。東北大学の貫和敏博教授は「特定の肺がん患者にはイレッサが有効で副作用も少ないことがあらためて確認できた」と話しています。

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