抗がん剤の臨床試験実施へ 最先端施設目指す 京大病院

抗がん剤の臨床試験実施へ 最先端施設目指す 京大病院

 京都大医学部付属病院がんセンターは25日、国内ではほとんど行われていない抗がん剤の臨床試験(治験)を今後1~2年以内を目標に実施する方針を明らかにした。5月にがん病棟「積貞棟」が完成し、複数の診療科が連携して集学的診療を行う体制ができたためで、国内で最先端のがんの診療・研究施設を目指す。

 新薬の治験は通常、健常者を対象に副作用を確かめる試験を行うが、副作用が強い抗がん剤はがん患者を対象に行われる。リスクの高い試験のため、製薬会社は現在、国立がん研究センター(東京都)を除いて、ほとんどを海外の医療機関で実施している。

 京大病院がんセンターは、積貞棟で集学的治療の体制ができたほか、治験者に対し、がん以外のあらゆる病気への対応も整備されている大学病院の利点も生かすため、抗がん剤の治験を行うことにした。

 がんセンター長の千葉勉教授は「日本で開発された新薬は、日本で治験を行う方が承認もスムーズに進む。リスクの高い治験は大学病院の方が向いている」と話している。

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