クボタ石綿禍「中皮腫発症10年続く」 医大教授が発表 

クボタ石綿禍「中皮腫発症10年続く」 医大教授が発表 

尼崎市のクボタ旧神崎工場周辺でのアスベスト(石綿)被害で、少なくとも今後10年間は周辺住民に中皮腫などの新たな発症者が出るとの見通しを、奈良県立医大の車谷典男教授が27日、同市内での集会で発表した。

 車谷教授は、クボタが毒性の強い青石綿を使用していた1957~75年と、支援団体「尼崎労働者安全衛生センター」を通じてクボタに救済金を請求した被害者の死亡年代とを照らし合わせて試算した。中皮腫の潜伏期間を最大60年とし、2017年までは新たな発症者が出る、としている。その上で、青石綿の使用期間を加味し、2020年ごろまでは発症が続くとの予測を示した。

 クボタ元従業員と周辺住民の死者は判明しているだけでも334人(15日現在)。車谷教授は「潜伏期間を考慮すれば、2020年以降も発症者が出る可能性が高い」と述べた。

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