アスベスト:中皮腫「2020年ごろまで発症者」--尼崎で学習会 /兵庫

アスベスト:中皮腫「2020年ごろまで発症者」--尼崎で学習会 /兵庫

◇専門家ら研究結果報告
 2日間の日程で開かれた「アスベスト被害の救済と根絶をめざす尼崎集会」(尼崎労働者安全衛生センターなど主催)は27日、尼崎市立小田公民館で学習会があり、専門家らが研究結果を報告した。奈良県立医科大の車谷典男教授(産業疫学)は「中皮腫は50~60年の潜伏期間があり、少なくとも2020年ごろまでは新しい発症者が出続けるだろう」と話した。

 車谷教授によると、同市内のクボタ旧神崎工場では1957~75年に発がん性の強い青石綿を使用。「57年の60年後に当たる2017年以降も発症者が出続ける可能性が高い。発症リスクは昔と比べて決して下がっていない」と強調した。

 中皮腫患者から摘出した腫瘍(しゅよう)の要因となる肺のアスベスト小体量と症状の関連性などを調べている山口宇部医療センター(山口県)の岡部和倫医師は、全国の中皮腫患者の情報を蓄積できる登録制度の設立を提言。「アスベスト小体が多い患者の周辺を集中的に調べる必要がある」と主張した。

 「中皮腫・じん肺・アスベストセンター」の名取雄司医師は、アスベスト除去工事の実情に触れ、「現在もアスベストをまき散らすずさんな工事が横行している。自治体の担当者は異動しない経験豊富な職員を配置するべき」などと主張した。

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