がんに負けないで ダンス通じ患者励ます

がんに負けないで ダンス通じ患者励ます

東みよし町加茂のダンス教室「スタジオFUN」の土井逸子代表(51)が、がんの知識普及のためのチャリティーダンスイベントを開いたり、教室に通う患者を激励したりしてがんと闘う取り組みを進めている。イベントは自らも闘病した土井さんが教室開設10年目を機に社会貢献しようと昨年から始めた。土井さんは「悩みを打ち明け合って、一緒にがんと闘いましょう」と患者や家族らに呼び掛けている。

 ダンスイベントは、教室受講生や一般参加者がダンスを披露するほかに検診の重要性を訴える啓発活動を行う。参加費の一部日本対がん協会に寄付。1回目を昨年12月、フラダンスパーティーとして美馬市で開催。5月初めには東みよし町でもイベントを開いた。

 土井さんは33歳で子宮がんと告知され、手術で除去。再発の不安がなくなった数年後、健康維持を考えて興味があったエアロビクス教室に通い始めた。2000年には教室をオープン、現在は近隣市町村のサークルなどでも講師を務めている。

 土井さんの取り組みを通じて教室に通うようになったがん患者もいる。三好市内の50代女性は、知り合いだった土井さんの勧めでフラダンスパーティーに参加し、笑顔で踊る人の姿に引かれたという。13年前に乳がんが見つかり、何カ所にも転移しているが「踊っていると夢中になるし、仲間との会話も楽しくて今では生きがい」と話す。

 元受講生で美馬市内の教室でインストラクターを務める藤本真由美さん(44)=同市脇町北庄、看護師=は07年に乳がんの手術を受けた。術後、体力低下などから、もう指導はできないと落ち込んでいた藤本さんに土井さんは「いつ戻ってくるの」と激励。この言葉をきっかけに藤本さんはトレーニングを重ね、約4カ月後に復帰。現在も通院を続けながら指導し、土井さんのイベントにも参加している。

 土井さんは「がんは早期発見が一番大切。これからもイベントや教室で検診の重要性を伝えていきたい」と話している。

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