大原薬品、白血病治療剤「エルウィナーゼR」の日本での開発・販売権を取得

大原薬品、白血病治療剤「エルウィナーゼR」の日本での開発・販売権を取得

2010年7月6日
大原薬品工業株式会社

大原薬品がEUSA Pharma(ユーサファーマ)から
白血病治療剤「エルウィナーゼR」の日本での開発・販売権を取得

大原薬品工業株式会社(本社:滋賀県甲賀市、代表取締役社長:大原誠司、以下大原薬品)は、EUSA Pharma(本社:英国及び米国、代表取締役社長:Bryan Morton(ブライアン・モートン)、以下EUSA)より、日本における白血病治療剤エルウィナーゼRの開発権並びに販売権を取得したことを発表しました。

大原薬品は、日本の規制当局から要求される後期開発を実施することとなり、 EUSA は大原薬品の開発業務を支援することとなります。

エルウィナーゼRはErwinia chrysanthemi という細菌に由来するL-アスパラギナーゼであり、他の抗がん剤と併用して急性リンパ性白血病他の治療に用いられます。本剤は、カナダ、英国をはじめ10 数カ国で承認され、世界60 カ国以上で臨床使用されております。現在いくつかの国においても申請手続きが実施されています。

大腸菌アスパラギナーゼは1971 年より日本において急性リンパ性白血病患者に使われてきました。

大腸菌アスパラギナーゼは併用する抗がん剤の効果を増強し、副作用を減少することに有用な薬剤ですが、しばしばアレルギー反応のために同治療は中止せざるを得ませんでした。これに対し、エルウィナーゼRは大腸菌アスパラギナーゼと交差耐性を持たないために、代替薬として多くの国で臨床使用されてきました。

EUSA のBryan Morton(ブライアン・モートン)社長は、「日本市場に対して初めてのパートナーシップを確立する今回の契約はEUSA にとって重要な戦略的意味を持ちます。過去4 年間にEUSA は、製品の広範なポートフォリオを打ち立て、ヨーロッパ及び北アメリカの得意分野における販売構造を作り上げる大きな進展を示してきました。同時に我々は、世界中80 カ国以上の患者さんに対して製品を供給する広範なネットワークを実現しています。大原薬品との新たなパートナーシップにより拡大する我々の販売網は、世界のメジャーな医薬品市場全てをカバーすることとなります」と述べています。

大原薬品の大原誠司社長は、今回の権利取得により「エルウィナーゼRは、大原薬品の抗がん剤およびオーファンドラッグの成長ポートフォリオにぴったり合う製品であります。我々は、CSR 活動の一環として厚労省並びに専門医師と共に、本療法を日本の白血病患者さんに使えるようにしたいと考えています」と述べています。

EUSA Pharma(ユーサ ファーマ) は、2006 年に設立され、急速に成長している欧米圏で腫瘍薬、疼痛制御、救急医療に特化するスペシャリティー医薬品企業です。

大原薬品工業株式会社は、1957 年に創業、1964 年に設立され、「何よりも患者さんの立場で 医療の未来のために 信頼の医薬品を」をモットーに、医療用医薬品・原料医薬品を中心に開発・製造・販売を行っています。特にジェネリック医薬品及びオーファンドラッグを事業の柱として拡大を図り、昨年度の売上伸び率は127.5%と、業界でもトップクラスの成長率を誇っています。
また、今年度よりスタートした第4次3ヵ年計画においては、最終年度の2012 年度に売上高150 億円を目標として積極的に事業を推進しています。

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