病院が虚偽説明と賠償20万 末期がん治療、東京高裁

病院が虚偽説明と賠償20万 末期がん治療、東京高裁

静岡県沼津市立病院で亡くなった末期がんの男性の遺族が、不適切な治療や説明があったとして市と担当医に計1200万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は7日、請求を棄却した一審判決を取り消し、病院側の虚偽説明を認め、市に20万円の支払いを命じた。

 治療そのものについては一審に続き不適切な点はないとした。

 岡久幸治裁判長は、緩和ケアとして男性に投与された塩酸モルヒネを100ミリグラムから50ミリグラムに半減するよう頼んだ家族に対し、看護師が実際は減らしていないのに75ミリグラムと説明した点について「家族は精神的苦痛を受けた」と指摘。

 「家族が緩和ケアに反対するので、やむを得ない説明だった」との市側の主張を「治療内容に対する家族の不満は、意図的な虚偽説明を正当化する理由にならない」と退けた。

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