裁判員裁判:白血病の長女刺殺、母親が殺意否認 東京地裁

裁判員裁判:白血病の長女刺殺、母親が殺意否認 東京地裁

白血病の長女(当時53歳)をナイフで刺殺したとして殺人罪に問われた無職、田中美代子被告(78)は12日、東京地裁(河合健司裁判長)で開かれた裁判員裁判の初公判で「(ナイフは)刺さったんです」と述べ、殺意を否認した。高額医療費を悲観した事件ともみられていたが、弁護人は「長女が暴れたため抵抗した」と正当防衛による無罪を主張。検察側は「動機は被告が明らかにしておらず不明」と述べた。

 起訴状によると田中被告は09年10月、東京都足立区の自宅で長女広美さんの首をぺティナイフで刺し、失血死させたとされる。公判は連日開廷し、15日に判決が言い渡される。

 関係者によると、広美さんは1錠約3200円の特効薬「グリベック」を服用。被告自身も抗がん剤治療を受けており、毎月の医療費は合計約25万円に上っていた。

 検察側は冒頭陳述で医療費に言及せず「長女と口論になりナイフで刺した」と主張。弁護側は「被告は長女と2人で支え合って生きてきた。医療費についても知人に『広美の命には代えられない』と話していた」と述べ、長女を殺害する動機はないと反論した。

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