裁判員裁判:傷害致死で猶予判決 白血病の長女死亡

裁判員裁判:傷害致死で猶予判決 白血病の長女死亡

東京都足立区で09年10月、白血病の長女(当時53歳)を刺殺したとして殺人罪に問われた無職、田中美代子被告(78)の裁判員裁判で、東京地裁(河合健司裁判長)は15日、殺意を認めず傷害致死罪を適用して懲役3年、執行猶予5年(求刑・懲役10年)の判決を言い渡した。「長女に向けたナイフが首に刺さった可能性を否定できない」と指摘し「看護を長年続け、突発的な犯行だった」と情状酌量した。

 田中被告は捜査段階の供述調書で「ナイフで刺した」と認め、検察側は殺意があったと起訴したが、被告は初公判で殺意を否認。判決は「供述の経緯が唐突」と調書の信用性を否定し、被告が警察官に「娘が逆らってきたので頭に来て刺した」と話した点についても「この発言で殺意は認定できない」と述べた。弁護側は正当防衛を主張したが、判決は退けた。

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