子宮頸がんワクチン 公費助成4市町のみ

子宮頸がんワクチン 公費助成4市町のみ

「がんを唯一予防できるワクチン」とされる子宮頸(けい)がんワクチンの接種について、公費助成を決定しているのは県内全市町のうち4市町にとどまっていることが15日までの、県保険医協会のまとめで分かった。
 6月22日~7月9日、同協会が全市町を対象に実施したアンケート結果によると、川根本町だけが4月から既に助成を行っている。助成対象は中学1年生から29歳までの女性。高校3年生までは自己負担額5千円で、残りを上限5万5千円まで補助する。29歳までは接種費用の3分の2を、上限4万円まで補助する。
 三島、裾野、長泉の各市町はそれぞれ、10月をめどに助成を始める予定。三島市は2012年度までは小学6年生と中学3年生、13年度以降は小学6年生を対象に、それぞれ全額を補助する。裾野市と長泉町は、対象や助成費用を検討中。
 静岡、磐田、牧之原、森の4市町が、ワクチンの有効性に対する疑問や財政状況などを理由に、「助成をする予定はない」と回答。残りの市町は「検討中」と答えた。同協会は「若い時の接種が効果的とされるが、保護者の経済的負担は重い。自治体間で格差が生じている」として、未整備の市町に助成制度の創設を求めていく方針。子宮頸がんワクチンは昨年厚労省が承認した。子宮頸がんの原因の約7割を占める「16型」と「18型」のヒトパピローマウイルス(HPV)の感染予防が期待される。3回の接種が必要で、費用が約5万円と高額なため、普及が進んでいないのが実情という。

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