闘病した妹の貯蓄 がん治療に役立てて 武雄の男性が財団に寄付

闘病した妹の貯蓄 がん治療に役立てて 武雄の男性が財団に寄付

武雄市武雄町の元市職員、松尾尚貴さん(70)が、2013年春に開設される九州国際重粒子線がん治療センター(鳥栖市)の医療部門を運営する「佐賀国際重粒子線がん治療財団」に対し、500万円を寄付した。

 松尾さんは昨年10月に妹の美千子さん(当時56歳)を肺がんで亡くした。美千子さんは看護師で、2005年に手術した後も働いていたが、昨年8月に福岡県久留米市内の病院に入院し、他界したという。

 他のきょうだいと交代で付き添い、痛みに耐える姿を見てきた。財団が寄付を募っていると知り、「妹が喜んでくれる」と考え、独身だった美千子さんが残した貯蓄を寄付することにした。

 13日に県庁で贈呈式があり、目録を受け取った同財団の十時忠秀理事長は「センターでは、初期の肺がんなら約5分間の照射を1、2回することで治療できる」と説明。松尾さんは「がんは本人も周囲も苦しい。センターが早く完成し、多くの人が助かれば」と願っていた。

トラックバック&コメント

この記事のトラックバックURL:

まだトラックバック、コメントがありません。


街かど:奈良乳がんセミナー「知ることから始まる乳がん治療」 /奈良 »
« 児がん患者の家族支えたい 磐田の乗松さん 娘亡くし、相談受ける側に