県立こども病院、小児がん拠点病院に 全国3例目

県立こども病院、小児がん拠点病院に 全国3例目

県は、県立こども病院(静岡市葵区)を今月1日付で「県小児がん拠点病院」に指定したと発表した。同様の取り組みは、茨城県、大阪府に次いで、全国3例目。今後、小児がん患者の治療や家族のケアなどで、地域の病院との密な連携を取ることが期待されている。

 県立こども病院はこれまでも、県内の小児がん患者治療の中心的な役割を担ってきており、県内の患者の受診者比率は48.1%にのぼる。しかし、小児がんへの対応は成人のがん対策に比べて遅れていて、診療の質の向上などを目的とした病院同士の連携も進んでいないのが現状。このため、中心となる病院の明確化を求める声が多かった。

 県は2008年3月に策定した「県がん対策推進計画」で、小児がん患者の療養環境の充実を掲げ、今年度は「県小児がん拠点病院」制度を創設。拠点病院の指定で、今後、地域のがん診療連携拠点病院など21病院で作る「がん診療連携協議会」への参加などが予定されている。治療上の連携のほか、技術などの情報交換を進められ、地域病院に高度な医療技術が伝わることも期待されている。

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