がん治療、おしゃれに乗り切る=かつら無料レンタル-福岡

がん治療、おしゃれに乗り切る=かつら無料レンタル-福岡

抗がん剤治療の副作用で髪が抜けるのはつらいけど、かつらは高いし-。こうした女性患者の悩みに応えようと、福岡市の団体「ウィッグリング・ジャパン」がかつらの無料レンタルを始めた。全国的にも珍しい取り組みといい、上田あい子代表(35)は「レンタルを通じて人との出会いやがんに関する情報も提供したい」と意気込んでいる。
 高額の費用が掛かる抗がん剤治療を受ける患者にとって、10万円以上する医療用かつらの購入は大きな負担。そこで同団体は、登録患者に1年間かつらを無料貸与することにした。飽きないようにと1回なら交換も可能。
 「まだ大丈夫と思っていたら、急に髪が抜けてきたので助かった」。約2週間前に乳がん治療を始めた50代の女性会社員は、実際にがんを乗り越えた同団体スタッフのアドバイスを受けながら、納得いくまで試着を繰り返した。
 8月から治療を始める女性(55)も「髪を染めたことがないので思い切って楽しみたい」と、やや茶色がかったかつらを手に笑顔を見せた。
 活動のきっかけは、上田代表の知人が闘病中にかつらを着用して元気になったことだった。病院にチラシを張るなどして治療後に不要になったかつらの提供を呼び掛けたところ、1カ月で約120個が集まった。元患者から「かつらで治療期間を楽しんでください」という一筆も一緒に届くなど、患者同士をつなぐ輪も広がっている。

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