遺伝子変異で男性も乳がん発症

遺伝子変異で男性も乳がん発症

遺伝子変異が原因の乳がんは女性だけではなく男性でも発症の可能性がある。英マンチェスター・アカデミック・ヘルス・サイエンス・センターのギャレス・エバンス氏率いる研究グループが医学誌「ジャーナル・オブ・メディカル・ジェネティクス」に発表した調査結果によると、男性の変異遺伝子キャリア12人に1人の割合で80歳までに腫瘍(しゅよう)ができることが明らかになった。今回の調査はBRCA2遺伝子に異常を持つ321家族を追跡して、変異した遺伝子を有する男性のリスクを調査したもの。その結果、7.1%の男性が70歳までに、9%が80歳までに発症した。

 乳がん遺伝子に変異性がある女性の場合、60%が悪性腫瘍を発症するが、男性におけるリスクはあまり認知されていない。今回の調査はBRCA2遺伝子に異常を持つ家族の調査としては過去最大のもの。「今回の調査結果が示したリスクは、BRCA2遺伝子に異常を持つ男性の乳がんについて注意を喚起し、初期状態での発見の重要性を強調するものだ」と報告書は述べている。

 女性が罹患(りかん)する悪性腫瘍の中で最も多いのは乳がんで、12%が発症している。米がん協会によると、昨年米国で乳がんと診断された患者の数は女性が20万人、男性が2000人弱。このうち女性約4万人の女性、男性390人が死亡している。

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