子宮頸がんワクチン 接種無料化自治体動く

子宮頸がんワクチン 接種無料化自治体動く

東洋町に続き土佐町、須崎市
 女子中高生らへの子宮頸(けい)がん予防ワクチンの接種を、無料化したり、検討したりする自治体が、県内でも増えてきた。発症を効果的に抑えられるが、1人当たり5万円と高額なため接種が進んでおらず、自治体が費用を肩代わりするもの。東洋町ではすでに補助を開始。土佐町は今年度、須崎市は来年度から始める。ただ、接種するかどうかは個人の自由で、「国が接種を勧める『法定接種』になれば事情は別だが、補助は今のところ時期尚早」と様子見する自治体もある。(畑本明義)

 子宮頸がんは、子宮の入り口にできるがん。「ヒトパピローマウイルス(HPV)」に感染した状態が続くと、発症するとされている。ワクチンはHPVの感染を予防する効果があるとされ、昨年11月に国が使用を承認。HPVは性交渉により感染するため、感染している可能性が少ない中学生頃までに接種することが有効とされる。1年間に3回接種するため、約5万円の費用がかかる。

 東洋町は、5、6月の議会で、中学、高校生のワクチン接種に、5万円を上限に補助する予算を可決。まだ適用例はないが、申請すれば受けられる。須崎市は2011年度、中学生を対象に5万円を上限に補助を始める予定。土佐町も今年度中に始める方針。ほかにも補助する方向で検討している市町村がある。

 一方、ワクチンが国に承認されてまだ日が浅く、国が接種を勧めるまでには至っていないため、すべての市町村が補助に積極的ではない。高知市健康づくり課は「接種はまだ任意であり、全国の動向に応じていきたい。現状では、市の財政を考えると難しい」とする。

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