桑田佳祐食道がん早期発見8月手術

桑田佳祐食道がん早期発見8月手術

サザンオールスターズの桑田佳祐(54)が食道がんであることが28日、所属事務所から発表された。7月中旬に内視鏡検査を受けた際に、食道にポリープが見つかった。組織の精密検査をした結果、がん細胞が発見された。初期で転移はなく、医師からは「手術しても声帯に影響する可能性は低い」と診断され、8月にポリープを切除する手術を決意した。10月20日のソロアルバム発売は延期され、10月28日から12月31日まで予定していたツアーはキャンセルする。桑田は年内の音楽活動再開とアルバム発売を目指してがんと闘う。

 オリジナルアルバム発売、5大ドームを含む40万人ツアー開催を目前に控えていた桑田をがんが襲った。所属事務所では、所属アーティストと社員に年に1度の定期健診を指導している。半年前の定期健診で桑田は「食道部分に気になる点があるのでチェックしましょう」と経過観察の診断を受けていた。

 桑田は7月4日の妻原由子(53)のソロライブに飛び入り参加し「いつでも夢を」をデュエット。直後の今月中旬、ソロツアーを迎えるにあたり再び内視鏡検査を受けたところポリープが見つかった。精密検査の結果、がん細胞が発見された。転移はなく初期段階の「ステージ1」だった。

 医師からは「早期治療で回復します。手術しても声帯に影響がある可能性は低い」と診断された。声帯に影響しないことから腫瘍(しゅよう)を取り除く手術を選択。手術方式は内視鏡、胸部を開ける手術法などがあるが、今後、医師と相談して決めるという。

 桑田の父久司さん(享年77)は04年にがん性腹膜炎のため死去。姉の岩本えり子さん(享年56)も08年2月に膵臓(すいぞう)がんで死去している。桑田は「がん」の告知を冷静に受け止め、関係者とも「早期発見でよかった」と話したという。関係者は「腫瘍の大きさは小さいと聞いている。幸い転移は全くなかった。手術しても歌える前提で手術を決めた」と話している。

 現在、食べ物を飲み込むときに違和感があるなどの自覚症状はなく、日常生活にも支障はないという。好きだったたばこは10年前にやめており、暴飲暴食もしていない。健康には人一倍気を使い、自身の定期健診はもちろん、身近なスタッフにも「ちゃんと人間ドック行ってる?」と健診を勧めていた。デビューして30年、大きな病気で仕事を休んだこともなく、関係者が「子供のころに盲腸の手術を受けたぐらい」と話すほどだ。最近ではツアーに向け、ジムに通ったり走り込みをするなど体を鍛えていた。自覚症状がない中で、定期健診が救った早期発見だった。

 桑田は早期治療のため近日中に入院し、8月に手術を受ける。妻の原も看病に付き添う。術後から回復まで数週間要するとみられ、10月28日からスタートするツアーはすべてキャンセルとなる。8年ぶりのソロアルバムも完成まで最終段階に入っていたが、発売は延期となる。新曲「本当は怖い愛とロマンス」は予定通り8月25日に発売される。

 31日放送のTOKYO FM「桑田佳祐のやさしい夜遊び」(土曜午後11時)でファンに自分の声で直接報告する。以降、治療期間中はスタッフと音楽仲間が出演して番組は続ける。

 桑田は年内復帰を目指しており、回復後は終盤に差しかかったオリジナルアルバムを完成させ、年内に発売する意向だ。桑田はライブ後に必ず「また会いましょう」とファンと約束する。約束は必ず守られてきた。来年再開するツアーで、再び元気な姿でステージに戻ってくるはずだ。

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