がんと闘い列島走破

がんと闘い列島走破

山辺の勝見さん、あと400キロ
 がんと闘いながら、約2年半にわたってランニングで日本列島縦断に挑んできた山辺町の団体職員勝見雅(まさし)さん(41)が8月、最後に残った北海道縦断に挑み、ゴール地点の宗谷岬(稚内市)を目指す。同じがん患者を励ます意味も込めた力走を続ける勝見さんを支援しようと、最上地域の有志約25人が31日、真室川町で壮行会を開き、力強いエールを送った。

 勝見さんは2003年、睾丸(こうがん)がんが発覚した。再発の恐れを抱え、当時、まだ幼かった次男柊(しゅう)君(7)ら3人の子どもたちに「父が目標に向かって頑張って生きている姿を、映像でいいから残したい」と、トライアスロンやマラソン大会に出場し続けてきた。

 日本縦断は07年12月に開始。当初は昔から行ってみたかったという東京ディズニーランド(千葉県浦安市)に自分の足だけで行く挑戦だったが、約1週間の道中で「もっと先まで行けそう。これだけで終わらせるのはもったいない」と、目標を日本縦断に切り替えた。その後は長期休暇や土日を利用し、今年7月までに本州と九州計約2400キロを走破。大阪―福岡の約700キロは、がん患者の知人男性を励ますために走った。

 日本縦断を始める1年前、山辺町内で燃料店などを営む奥山春樹さん(48)らが応援チームを結成し、遠征費などを集めて支援してきた。今では全国のがん患者から「勝見さんの挑戦に励まされた」との声も届くという。

 奥山さんは「車に寝泊まりしながら走ったこともあった。日本縦断を達成しても、次の目標を定めて頑張ってほしい」と期待する。

 勝見さんが山形営業所に勤務する「北日本くみあい飼料」(仙台市)も今回からスポンサーになった。同営業所の長岡賢治所長(52)は「暑い時期で体が心配だが、無事達成を願っている」と激励する。

 真室川町釜淵地区の多目的集会施設で開かれた壮行会では、勝見さんを応援する仲間が「北の大地を制してほしい」と声援を送った。

 勝見さんは8月7日に北海道苫小牧市をスタート。約400キロを走り、13日午後にゴールの宗谷岬到着を目指す。勝見さんは「目標達成を前に興奮している」と話し、念入りに準備を進めている。

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