小沢征爾さん、がん治療から復帰 若手演奏家を指導

小沢征爾さん、がん治療から復帰 若手演奏家を指導

食道がん治療のため1月上旬から休養していた指揮者の小沢征爾さん(74)が1日、長野県山ノ内町奥志賀高原の「森の音楽堂」で現場復帰の公開練習後に記者会見し、1月末に食道の全摘出手術を受けていたことを明らかにした。3日に同音楽堂で10~20代の若手室内楽奏者たちを指揮する予定で、7月26日から指導に当たっているという。

 会見で小沢さんは「大手術で15キロもやせた。休養後、人前で初めて指揮した今日は第二の人生の第1日だと思っている。(病気を経験したことで、自分の音楽が)深いものになってくれたらいいな」と話した。

 公開練習は、長野県で8~9月に開かれる音楽祭「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」の関連事業。3日に演奏する若手たちの指導に当たった小沢さんは「6歩歩いたら座らないといけないくらい腰が痛い」と話しながらも、体全体を使って細かい指示を飛ばし、時折「よーし」と大きな声を掛けていた。

 体調回復を優先させるためキャンセルが相次いだ国内外の公演については「自分のペースでやらせていただく。勝手なことで申し訳ない」と発言。当面のサイトウ・キネンと、12月と来年3~4月にニューヨークで開催される音楽祭「ジャパンNYC」に「責任があるから」と専念する考えを強調した。

 会見では「家族はラグビーで言えばスクラム。僕のことを支えてくれ、感謝している」と涙ぐむ場面もあった。

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