小澤征爾さん、桑田と同じ食道がんから復帰「音楽が助けてくれる」

小澤征爾さん、桑田と同じ食道がんから復帰「音楽が助けてくれる」

今年1月に食道がんを公表し療養していた世界的指揮者の小澤征爾さん(74)が1日、長野・下高井郡の奥志賀高原ホテル「森の音楽堂」で復帰会見し、1月末に食道を全摘出したことを明らかにした。

 がんは早期で見つかったが「大手術だった」。約5週間入院し、一時は体重が15キロも減った。現在はかなり回復したが、まだ食事は少量だけ。手術の影響で気管支が傷つき「なかなかしゃべれない」と病状を説明。「女房、(長女の)征良、(長男の)征悦がラグビーのスクラムのように一体になって助けてくれた」と涙した。

 小澤さんは先月26日から同所で10~20代の音楽家を指導。この日は3日に行う演奏会のリハーサルで、約8か月ぶりに人前でタクトを振った。「病気やってから初めてだから」と新品の衣装で臨み、元気に2曲を指揮。本格復帰は9月に長野・松本で行われる「サイトウ・キネン・フェスティバル」になる。

 入院の影響もあり、以前痛めた腰が悪化。「6分歩くと疲れる」状態。演奏中は座って指揮した。腰の影響で、来年も海外公演はキャンセルすることも明らかに。「第2の人生。マイペースでやりたい」と話した。

 桑田佳祐も食道がんを公表。小澤さんと同じく人間ドックを機に初期段階で見つかった。「桑田君は僕よりも20歳ぐらい若いから、絶対大丈夫。音楽が助けてくれる」とエールを送った。

 世田谷井上病院・井上毅一理事長「食道は口と胃をつなぐ約25センチの臓器。食道全摘出は約6時間かかる大手術で摘出後、胃や腸をのどまでつり上げて食道を再建します。術後は、食道として機能するまでに約10日かかり、その後も消化の悪い食べ物や飲酒は禁物。たんが出やすく、高齢の場合は肺炎を起こしやすいので冬場は注意が必要です」

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