50~60代男性に多い食道がん どう向き合うか

50~60代男性に多い食道がん どう向き合うか

食道がんを公表したサザンオールスターズの桑田佳祐(54)がくわしい治療方針を明かした。今月上旬に手術を行い、1年後のステージ復帰を目指す。一方、同じく食道がんを患っていた世界的指揮者、小澤征爾(74)は大手術を乗り越え、劇的な復活を果たした。数あるがんの中でも、比較的“タチの悪い”ことで知られ、50~60代男性の発症リスクが高い食道がん。サラリーマン世代はどう向き合えばよいのか。(夕刊フジ)

 【桑田の治療法】

 衝撃的ながん公表から3日後の7月31日、桑田はTOKYO FMの「桑田佳祐のやさしい夜遊び」(土曜午後11時)に出演。自身のがんについて約17分間、赤裸々に語った。

 収録はがんの公表日。張りのある元気な声だったが、まじめな口調で病状を切り出した。

 「ステージ1という段階で、まだ深くに達していない段階で、場所的には真ん中より少し下の胃の位置に近いということで、先のことも考えて手術で治していこうと」

 公表直後は「内視鏡処置で済むのでは」という観測も流れたが、ステージ1は進行度でいうと第2段階。患部と、その周囲のリンパ節などを切除したうえで、残った食道と胃をつなぐので、決して簡単な手術ではない。

 夕刊フジ連載「オトコの元気術」(水曜掲載)の内科医、愛松直子医師は「食道の手術では肺へ行く神経を切断することが多く、呼吸器系の合併症が起こりやすくなる傾向がある」と指摘している。

 桑田自身も3週間程度の入院が必要だと話しており、早期発見でも、これだけの大がかりな処置が必要になるのが、食道がんの恐ろしいところなのだ。

 【小澤の復帰】

 小澤は昨年末、定期検診で初期段階の食道がんが見つかった。今年1月末に、食道を全摘出する大手術を行い、その後静養に努めてきた。

 久々に公の場に現れた1日、長野県山ノ内町奥志賀高原の「森の音楽堂」で現場復帰の公開練習後に会見に臨んだ。

 「大手術で15キロもやせた」と、さすがに闘病の苦労がしのばれたが、復帰の喜びで笑顔を絶やさず、「休養後、人前で初めて指揮した今日は第2の人生の第1日だと思っている。(病気を経験したことで、自分の音楽が)深いものになったらいいな」と話した。

 さらに「桑田さんの話は聞きました。僕より20歳ぐらい若いから、絶対、大丈夫。医学は発達しているから」とエールを送った。

 そして、「人間ドックは大事。くどいようだけど人間ドックに行かなきゃだめです」と早期発見の大切さを訴えた。

 桑田もラジオで、「40歳過ぎたら定期検診をやりましょうね」と呼びかけていた。

 進行が大変早く、早期発見してもこれだけの大手術が必要となる食道がん。サラリーマン世代にとっても、教訓となりそうだ。

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