武蔵川理事長胃がんだった 5日辞任表明

武蔵川理事長胃がんだった 5日辞任表明

日本相撲協会の武蔵川理事長(62)=元横綱三重ノ海=に胃がんが見つかり、名古屋場所中の7月22日に都内の病院で胃の全摘出手術を受けていたことが、4日分かった。現在は東京・荒川区の武蔵川部屋で療養中。5日に東京・両国国技館で記者会見を行い病状を公表する。野球賭博問題など不祥事で揺れる協会の改革なかばではあるが、この日文科省から交代を求める要望が出たこともあり、体調面も考慮して、同日開かれる理事会で辞意を表明する方向。

 大麻問題に揺れる2008年9月、辞任した北の湖理事長(当時)に代わって協会のかじ取りを任されてから2年。リーダーシップを発揮し、野球賭博問題からの立て直しに全力で向かっているさなかに受けた、まさかのがん宣告だった。

 野球賭博問題に対し、「すべての膿(うみ)を出しきる」と、確固たる決意を語ったのは6月14日。報道陣から進退を問われたこともあったが、「一連の問題が収束すれば考える」と、問題解決を途中で放棄する気持ちはないことを強調していた。

 ところが、同下旬に体調が悪くなり、精密検査を受けたところ、胃がんが見つかった。本人はショックを受けていたというが、周囲へ心配をかけまいと入院していることを伏せ、表向きには病状を高血圧などとしてきた。名古屋場所12日目の7月22日に東京・江東区の病院で胃の全摘出手術を受けた。

 5日の復帰会見では、がんの手術を公表するつもりでいる。すでに協会関係者、横綱審議委員らには病状を書いた内容の手紙を送付している。7月29日に退院した直後は、人の肩を借りなければ、自宅がある部屋の3階への階段を上がれなかった。

 健康状態は日に日によくなっているが、理事長職が激務であることも考え、辞任を決意したようだ。

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