武蔵川理事長が当面続投、辞任12日以降か 胃がん告白

武蔵川理事長が当面続投、辞任12日以降か 胃がん告白

日本相撲協会の臨時理事会が5日、東京・国技館であり、病気療養のため休んでいた武蔵川理事長(62)=本名・石山五郎、元横綱三重ノ海=が出席し、胃がんだったことを明らかにした。体調への不安や一連の不祥事の責任をとり、前日の臨時理事会には辞意を伝えていたが、この日の記者会見では辞任に触れず、当面は理事長職を続ける意向を示した。

 協会関係者によると、理事長は、対策案がまとまりつつある暴力団排除と維持員席の問題について、自分の手で処理してから身を処したい気持ちが強いという。そのため、この日は復帰のあいさつにとどめたものとみられる。

 理事の一人は「しかるべきときに辞めるということ」と、理事長辞任の方向は変わらないと説明。辞任発表は、外部有識者の独立委員会から対策案が答申される12日以降になる見通しだ。

 武蔵川理事長は会見で、がんが分かったのは名古屋場所2日目の7月12日で、同21日に手術したことを明らかにした。ほおの肉が落ち、やせた顔で「手術を終えて回復できた。いまは協会再生に向けて、協会員全員で難局を乗り切るために、いろいろな意見をまとめ上げていかなければならないということ」と語った。

 武蔵川理事長の進退について協会は、8月10日をめどに現場に復帰すると説明してきた。しかし、外部役員の村山弘義・元東京高検検事長が理事長代行となって名古屋場所を乗り切り、協会改革を進めていることから、監督官庁の文部科学省は復帰に難色を示していた。

 協会関係者によると、4日の臨時理事会の前に文科省から「武蔵川理事長が復帰するようでは世間が納得しない」と理事長交代を求められたという。臨時理事会で検討した上で、3人の理事が武蔵川部屋に出向き、本人の意思を確認。理事長から「責任を取る」と辞意を伝えられたという。

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 監督官庁である文部科学省の担当者は「続投宣言というよりも、いったん復帰するということだと理解している。こちら側としては、理事長が誰であっても、改革をきちんと進めてくださいということに尽きる」と話した。

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