大腸がん(1)大量下血に血の気引く

大腸がん(1)大量下血に血の気引く

早大時代は箱根駅伝で活躍し、リクルートに入社すると、後に高橋尚子さんらも所属した名門ランニングクラブを創設。

 同クラブの休部が決まった2001年、会社を離れ、翌年、市民ランナー中心のクラブチーム「ニッポンランナーズ」を発足させた。以後もテレビ解説や市民ランナー向け指導書の執筆など、精力的に活動してきた。

 体の異変に気づいた06年も、正月から箱根駅伝解説やタレントの指導など多忙な日々だった。

 7月、長野県で開かれたハーフマラソンにゲストランナーとして招かれ、気分良く完走。帰りの新幹線の中では、仲間とお酒を飲みながら盛り上がった。

 その最中、トイレに行き、便座に座った途端、肛門(こうもん)から液体が出た。一瞬、下痢かと思ったが、下を見ると、便器が真っ赤に染まっていた。大量下血だった。

 「これは一体何なんだ」。瞬時に酔いがさめた。

 思い返せば前兆はあった。1か月前ぐらいから排便の回数が1日5、6回に増えていた。2年前の人間ドックでも便潜血を指摘されたが、「痔(じ)かな?」とあまり気にせず、再検査もしていなかった。

 座席に戻ったとき、仲間には黙っていたが、胸の内は不安でいっぱいだった。「体力には自信があった私も、明らかな異常に直面し、さすがに血の気が引いていたと思います」

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