スパコンでがん治療薬開発へ

スパコンでがん治療薬開発へ

動物実験などに長い時間がかかっているがんの治療薬の開発にスーパーコンピューターが本格的に活用されることになり、薬の開発期間が大幅に短縮できると期待されています。

これは、東京大学先端科学技術研究センターと大手電機メーカーの富士通が協力して今月から取り組んでいます。がんの治療薬の開発は、これまでがん細胞を破壊する「抗体」と呼ばれる、たんぱく質の一種を、動物実験などによって作り出したうえで、どの抗体ががん細胞を効果的に破壊するかなどを確かめる必要があり、開発には10年近くもかかっています。これについて東京大学先端科学技術研究センターなどでは、スーパーコンピューターを用いてがん細胞を壊す効果が最も高い抗体の成分の組み合わせをシミュレーションによって見つけ、効率よく抗体を作り出す取り組みを始めました。大学側によりますと、スーパーコンピューターを用いたこうした取り組みが本格的に行われるのは初めてだということで、がんの治療薬の開発期間を半分近くに縮めることもできるとみられています。これについて、東京大学先端科学技術研究センターの児玉龍彦教授は「スーパーコンピューターの効果は非常に大きく、がんの治療薬の開発を加速させたい」と話しています。

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