末期癌を克服するフコキサンチン療法

最新情報

乳がんとはさようなら

ピンクリボンキャンペーンはここ10年くらいですっかり定着してきています。

ピンクリボンとは、乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診の早期受診を推進すること、などを目的として行われる世界規模の啓発キャンペーン、もしくはそのシンボルです。

日本人女性のうち、乳がんを発症する割合は約20人に1人と言われており、また、乳がんで死亡する女性の数は年間約1万人弱とされ、そのキャンペーンは年を増すごとに拡大しています。

発症は女性だけじゃない?

女性だけが発症すると思ってしまいがちな乳がんですが、女性のように発達してはいませんが、男性にも乳腺組織があります。

したがって男性も乳がんになるということを皆さんはご存知だったでしょうか?

2002年の統計では、乳がんで亡くなった人は全部で9676人。

そのうち72人が男性でした。一般的には100対1くらいの割合ではないかといわれています。

欧米では乳がんの死亡率が下がっているのに対して、日本では死亡率が増加傾向にあります。

乳房を切除しても転移する恐れがあるので、早期発見、早期治療がベストでしょう。

検診費用は?

検診の費用ですが、乳癌検診セットが5、000円から10、000円くらいが多いようです。

病院によって料金が違うようなので問い合わせてみてください。

市などからハガキなどで案内が来る場合は、無料もしくは、1,000円、2,000円で有料と同じ検診ができるようです。

まとめ

話が重くなりましたが、女性のシンボルでもある乳房がなくなるのは悲しいことです。

男性の方は自分のパートナーの乳房が切除されたことにより、性交渉がなくなるのは寂しいことではありませんか?

ピンクリボン関連商品を街中で見かけたときには、少しだけ乳がんのことを考えてみてください。

がん転移をふせげるか~理化学研究所、凹凸が細胞の移動を弱める機能を発見

独立行政法人理化学研究所は、韓国のプサン大学と共同で、凹凸の溝が自由に動くはずの細胞をはね返したり、逆にトラップしたりすることを発見した。

研究に当たったグループは、シリコン基板の一部分にさまざまなパターンのμmサイズの凹凸構造を作製し、高移動性で、細胞の移動モデルとして利用されているケラトサイトという細胞を用いて、構造が無い平らな領域からミクロ凹凸構造へと移動した時の挙動を詳細に観察した。

その結果、狭くて(幅1.5μm)、深い(深さ20μm)マイクロ溝(単線溝や格子状溝)の場合には、ほぼ90%以上という高い確率で細胞がはね返されることが初めて明らかになったとのこと。一方、少し幅広(幅4μm)にした格子状のマイクロ溝の場合は、逆に、細胞が溝にトラップされて、平らな領域と比べ、移動効率は100分の1以下に低下することが分かったという。

なお、本研究成果は、オランダの科学雑誌『Biomaterials』オンライン版に近く掲載される予定。

ケラトサイトとは、魚のうろこの上に存在する細胞のこと。うろこの上では、ケラトサイトが何層にも重なって魚の体を覆っており、傷口ができた場合には迅速に移動して傷口を閉じる。移動速度は、1時間で約1,000μmともいわれる。

がん治療において難関といわれるのが「転移」。治療個所を限定できれば、早期発見による初期治療での対策もいっそう効果的なものとなる。薬による副作用の恐れも考えられず、人体に悪影響の少ない手法での実現が期待できるのではないだろうか。

大腸癌患者のKRAS検査‐専門医の8割が実施

大腸癌の治療で、専門医の8割が何らかの形でKRAS遺伝子検査を実施していることが、メルクセローノが行った調査結果で明らかになった。KRAS遺伝子が野生型であると判明している場合、専門医の約9割がセツキシマブなどの抗EGFR抗体薬を選択していることも分かった。

 調査は、メルクセローノが市場調査会社のニールセン・カンパニーに依頼し、国内の専門医100人を対象に実施したもの。その結果、大腸癌の治療に当たって、KRAS遺伝子検査を一部の症例で実施している医師が50%、ほぼ全例に実施している医師が30%と、専門医の80%が何らかの形でKRAS遺伝子検査を実施していることが分かった。

 また、大腸癌患者のKRAS遺伝子が野生型であると判明している場合、専門医の31%がセツキシマブなどの抗EGFR抗体薬を全例に選択し、56%が一部の患者に選択していることが判明。合わせて87%の医師が抗EGFR抗体薬を選んでいることが明らかになった。

桑田佳祐 各地で応援コーナー 食道がん公表 新曲は予定通り

食道がんであることを先月末に公表したミュージシャン桑田佳祐の新曲「本当は怖い愛とロマンス」が、当初の予定通り8月25日に発売される。

 各地のCD店には応援コーナーが作られ、予約も好調だという。東京のタワーレコード新宿店は、サザンオールスターズや、桑田がソロで発表した作品を並べた。このほか、書き下ろし曲から邦楽、洋楽のカバー曲まで幅広く演奏したテレビ番組「桑田佳祐の音楽寅さん」のDVD映像を流すコーナーも設けて、多彩な音楽像を改めて浮き上がらせる。1998年発売のサザンのベスト盤「海のYeah!!」やDVD「音楽寅さん」は1週間当たりの売り上げが倍増したという。

 音楽以外では、サザンのヒット曲「LOVE AFFAIR~秘密のデート」に触発されたという東野圭吾のミステリー「夜明けの街で」がオリコンの文庫週間売り上げランキング(8月9日付)で1位になった。

 所属事務所アミューズの担当者は「アルバム発売や全国ツアーを延期し、ご迷惑をかけたにもかかわらず、いただくメールや手紙は『ゆっくり治療に専念してほしい』と、ほとんどが温かいメッセージ。ありがたいです」と話した。

子宮頸がんワクチン助成 佐野市、小6から中3まで全額

子宮頸がん予防ワクチン接種の公費助成方針を打ち出していた市は2日、助成対象や助成割合などについて発表した。

 今年4月1日現在で小学6年~中学3年の女子計2323人を対象とした。同ワクチンは半年間で3回接種する必要があり、1人当たり約5万円かかるとされるが、3回分の全額を市が助成する。市によると、中学生も含め3回分全額を助成する自治体は少ないという。

 費用約1億1870万円は9月補正予算案に計上する。

 接種方式は学校などでの集団接種ではなく、医療機関での個別接種で行う。10月中旬から来年10月31日までに、3回の接種を受けてもらう。

 個別接種方式で事業を開始した下野市などで接種率が低迷していることを受け、藤掛正男市健康医療部長は「該当者に直接通知するほか、学校を通じて接種を呼び掛け、全員接種を目標に周知する」とした。

 来年度以降は小学6年の女子を対象に助成を行う予定だ。

東大と富士通、がん治療薬開発を目的としたスパコン活用を開始

東京大学先端化学技術センターと富士通は8月5日、「がんの再発・転移を治療する多機能な分子設計抗体の実用化」研究プロジェクトにおいて、クラスタ型のスーパーコンピュータによるシミュレーションを活用した医薬品設計・開発を開始したことを発表した。

「がんの再発・転移を治療する多機能な分子設計抗体の実用化」研究プロジェクトは、内閣府や日本学術振興会の支援を受けた最先端研究開発支援プログラムとして位置付けられており、東京大学 先端科学技術研究センター教授の児玉龍彦氏が中心となってプロジェクトが進められている。

同プロジェクトで使用されるシステムは、300ノードの「PRIMERGY BX922 S2」で構成されたPCクラスタ型のスーパーコンピュータ。理論ピーク性能は38.3TFLOPS(テラフロップス)で、「海洋研究開発機構が2002年に運用を開始した『地球シミュレータ』と比べて、電力あたり約40倍の性能を持つ」(富士通 テクニカルコンピューティングソリューション事業本部 本部長 山田昌彦氏)とされる。

今回の説明会で児玉教授は、「進行がんの治療は副作用との戦いである」と説明。「抗体医薬品」は、進行がんに対して、副作用を抑えた”ピンポイント”での画期的な治療を実現できる分子標的薬としてすでに世界で4兆円の市場に急成長しており、現在は各国で激しい研究開発競争が繰り広げられている状況だという。

今回の研究開発のターゲットとされているのは、主に消化器系を中心とした「固形がん」。これには「発生率が高い」という理由のほかに、「2mm以上の腫瘍について、正確な体外PET(断層撮影技術の1つ)イメージング診断が行えるようになった」(児玉教授)といった技術的な要素がその背景にある。同プロジェクトには富士フイルム(ライフサイエンス研究所)も参画しているが、同社がこのイメージング診断に関する技術開発の役割を担っている。

児玉教授は、「この分野では”世界で一番”にならなければ意味がない」とし、関連特許の取得は「まさに1分1秒を争う状況」であると強調。スピードが要求される「創薬」分野でのスーパーコンピュータシステムの有用性をあらためて訴えた。

なお、このスーパーコンピュータシステムが活躍するのは、がん細胞の一部である抗原(タンパク質)と抗体(タンパク質)との相互作用を分子動力学によってシミュレーションを行う人工抗体設計の部分(「分子動力学コンピュータシミュレーション」)で、この領域は東京大学 先端科学技術研究センター特任教授 藤谷秀章氏が担当している。このシミュレーションは、従来の研究開発プロセスでは3~4年かかっても実現が困難とされていたが、同システムを利用することで数ヵ月で実現することを目指すという。
当面は、「とにかく早期に最初の1つを成功させなければならない」(児玉教授)というミッションがあることから、まずは肝臓がんなどの3種類に対象を絞って”世界で一番”で特許を取得し、「ゲノム抗体医薬品」の設計・開発・治験プロセスを経て、5年以内で実用化することを目指す。

同プロジェクトで利用されるスーパーコンピュータシステムは、上述のように300ノードの「PRIMERGY BX922 S2」PCクラスタシステムとなっており、CPUにはインテル Xeon プロセッサー X5650×2(1ノードあたり)、計600CPUが搭載されている。理論ピーク値は38.3TFLOPS、ノード間のネットワークインタフェースは、InfiniBand QDR(4Gbps)が採用されている。また、ストレージには富士通のディスクアレイ装置「ETERNUS DX80」を5台搭載。RAID6での実効容量は1PB(ペタバイト)とされる。ちなみに、同システムの東京大学先端科学技術研究センターによる買取価格は4億円となっている。

なお説明会では、同センターのサーバルームに配備されたスーパーコンピュータシステムの実機が公開された。

医療用かつら:がん患者を支援 専門美容師育成、髪を寄付…闘病の励ましに

がん治療の副作用で起こる脱毛は闘病中の患者を悩ませる。外見が変わり外出もおっくうになりがちだ。かつらを利用して生活の質を高めることも可能だが、医療用かつらの価格は10万円を超え、患者本人に似合うようにカット、調整できる美容師はまだ国内には少ない。美容師の育成や、かつらを患者に贈る取り組みが始まっている。【下桐実雅子】

 神奈川県逗子市の美容室に勤める樋口美香さん(40)は、がん治療などで脱毛した人たちのかつらをカットする「かつら美容師」だ。今年から仕事が休みの日を利用して患者宅に出張し、希望に合わせてかつらをカットしたり、伸びてきた本人の髪を整えている。

 樋口さん自身、がん治療の経験がある。08年9月、突然の腹痛から救急車で病院に運ばれ、卵巣がんが見つかり手術を受けた。抗がん剤治療を始めて2週間ぐらいすると髪が抜けはじめ、手で触れると玉になった。「抜けた自分の髪を見るのはつらかった」と振り返る。

 周囲の人たちに支えられて、職場に復帰。「自分にできることで社会に恩返ししたい」と、闘病中に知ったNPO「日本ヘアエピテーゼ協会」(東京都品川区、電話03・3440・4572)の「かつらの学校」に通い、かつらの基礎知識やカット、スタイリング方法を学んだ。

 同協会代表理事の河野愛一郎さん(54)は、乳がんになった妻こずえさん(51)の「かつらが自分に合わない」という訴えをきっかけに、サイズや毛量を調整しながらカットできるかつらを製作した。

 同協会が認定するかつら美容師は全国に約100人。かつらを約12万円で販売し、「“自毛”デビュー」できるまでの1年半程度、無料でカットや調整を行う。これまでに約1000人が利用した。

 河野さんは「元の自分に戻りたいという患者さんの願いをサポートしたかった。治療にかつらは不可欠で、医療費控除の対象になるように国に働きかけていきたい」と話す。

   □

 かつらが1枚10万円以上することも、患者が利用しにくい一因だ。がん患者を支援するNPO「キャンサーリボンズ」(東京都中央区)は、看護学生が寄付した髪で作ったかつらを、がん治療中の女性15人に無料配布する。家庭用品大手のP&Gジャパンが支援する事業で、8月31日まで申し込みを受け付けている(電話03・3546・6101)。

 昨年から活動を始め、これまでに約120枚のかつらを配布。利用者からは「治療費がとてもかかる中、なかなかかつらに手が出せなかったので本当にうれしい」などの声が寄せられているという。

 7月24日夜。千葉県柏市の美容室「エレガンス」(電話04・7173・8494)は閉店後にもかかわらず、女性たちでにぎわっていた。毎月第4土曜日に開いているがん患者のために髪を贈るカットイベントだ。無料でカットした髪は、がんと闘う女性たちのかつらの材料になる。

 この日は小中学生を含め7人が参加、つややかな黒髪を提供した。6人分ぐらいで1枚のかつらができるという。

 千葉市の会社員、城玲子さん(42)は「私にできるのは素材を提供することだけですが、こういう輪が広がってほしい」と話す。

 同店は毎月1回、寄付された髪を米国に送り、米P&G社が米がん協会などと協力して髪をかつらにし、がん患者に無料配布している。昨夏から本格的に活動を始め、これまでに集まった髪は170人分を超えた。このうち約90人分は、全国から郵送で届いたものだ。

 同店の美容師、長岡智子さん(31)が以前に勤めたニューヨークの美容室が、この活動に参加していたのがきっかけ。日本では、こうした活動がほとんどないため「私たちの活動が広がって、日本の患者さんにもかつらが届くようになってほしい」と長岡さん。

 寄付できる髪は長さ20センチ以上、染色やパーマがかかっていない髪。白髪が交ざる場合は全体の5%以内が条件だ。匿名では受け付けておらず、名前や住所、電話番号が必要だ。同店には全国の美容師からの問い合わせも多く、寄付の方法は同店のブログ(http://ameblo.jp/elegance‐hair/)に掲載している。

多重がん被爆者50人

長崎市茂里町の日赤長崎原爆病院(朝長万左男院長)は、2009年度の被爆者診療の概況を発表した。がんの治療後、新たに別のがんが見つかる「多重がん」の入院被爆者は50人で、前年度より11人増加。朝長院長は「(早期発見に役立つ)PET健診を被爆者に応用するなどの取り組みが必要」と話した。

 09年度の入院被爆者は、前年度より52人少ない1900人。平均年齢は78・7歳で前年度を3・5歳上回った。

 疾病別では、がんが最も多く、624人(32・8%)。脳・心血管障害283人(14・9%)、整形外科疾患272人(14・3%)が続いた。がんの分類別では、肺がん185人(27・2%)、肝がん68人(10・0%)などが多かった。

 「多重がん」50人のうち、別のがんが2度見つかった患者は7人。近距離被爆者(1・5キロ以内)は遠距離(3キロ以上)より、多重がん発症確率が約2倍で、朝長院長は「全身に放射線を浴びた近距離被爆者は、様々な臓器でがんになりやすい状況にある」と話した。

 原爆症認定申請の相談を受けた回数は293回で、前年度の465回を大幅に下回った。

 一方、日赤長崎原爆諫早病院の入院被爆者は430人で、前年度より33人増えた。

武蔵川理事長が暫定復帰、胃がん手術告白も (1/2ページ)

 土俵際で想定外の「うっちゃり」が待っていた。弟子が野球賭博に関与していた責任を受け名古屋場所を謹慎、7月4日以来1カ月ぶりに公の場に姿をみせた武蔵川理事長が一転して、理事長職の続投を表明した。この日、東京・両国国技館で開かれた臨時理事会に出席して、役職へ復帰。約15分間の短い会議を終えると、会見に臨んだ。

 「きょうをもって理事長に復帰しました。協会再生に向け、難局を乗り切るためにいろんな意見をまとめていかなきゃいけない」

 ほおのあたりがやつれ、張りのない声で理事長続投を宣言。また、7月21日に胃がんの手術を受けたことも明らかにした。

 武蔵川理事長は一度は辞意を固め、この日の臨時理事会でそれを伝える予定だった。手術を受け、体重も激減。健康面の不安から、前日に武蔵川部屋を訪れた出羽海理事(元関脇鷲羽山)、放駒理事(元大関魁傑)、友綱理事(元関脇魁輝)3人に辞意を漏らしていたという。

 だが、その気持ちを翻意した。前夜、部屋を訪れた一部の理事らが改めて続投を求めたほか、この日の理事会前に、一門などの枠を超えて約30人の若手、中堅親方の有志が集まって会合を開き、力士出身の武蔵川理事長のもとで改革を進めてほしいとの要望が伝えられた。一部役員も理事会直前の役員室で、後任の理事長人事が固まっておらず、復帰した直後に辞任すると体裁もよくないとして、続投するように説得。武蔵川理事長はこれを受け入れたという。

 当面は理事長職を務めるが、情熱を注いだ弟子育成からは手を引く方針だ。関係者によると、九州場所前に予定していた藤島親方への部屋継承について、来週中にも2人で話し合う予定。秋場所前にも部屋の譲渡を前倒しする可能性が高い。

 さらに、武蔵川理事長は、協会幹部に賭博問題など一連の不祥事による「自分の責任も考えている」などと伝えているという。健康面を考慮しても長期の継続は難しく、「暫定」は必至。部屋の譲渡前後、早ければ今月中にも再び進退問題が浮上する。

武蔵川理事長、胃がんだった…説得されて辞意表明せず

気で療養していた日本相撲協会の武蔵川理事長(元横綱・三重ノ海)は5日、東京・両国国技館で開かれた臨時理事会後に記者会見し、理事長職に復帰することを明らかにした。理事会で辞意を表明する予定だったが、理事会直前に説得されて急きょ態度を変えたことが同日分かった。一部の理事らには理事会での辞意表明の意向を告げていたという。

 記者会見では、7月21日に胃がんの手術を受けていたことも公表。当面は理事長を続けるが、関係者によると、8月中に辞任する見通し。辞意表明は理事会の日になるとみられ、今月は12日と23日に臨時理事会が予定されている。早ければ12日にも態度を明らかにする可能性がある。後任は2人の外部理事を含めた12人の理事による互選で決める。

 武蔵川理事長は体調面の不安や、賭博問題など一連の不祥事の引責で辞意を固めたとみられる。会見で、辞任について問われ「とにかく今は協会員全員で難局を乗り切るため、意見をまとめ上げていかなきゃいけない」と話し、明言を避けた。

 武蔵川理事長は弟子の野球賭博関与で7月4日から謹慎し、名古屋場所終了後の同26日以降も復帰できずにいた。その間、代役を務めた村山弘義外部理事は5日付で、理事長代行職を解かれた。

 関係者によると、この日の理事会前、後任の理事長人事が固まっていない上に、復帰した直後に辞任すると体裁も良くないとして、協会役員が続投するように説得した。

 また、中堅、若手中心の有志の親方約40人がこの日、理事会を前に臨時会合を開き、力士出身の理事長のもとでの改革を希望する立場から、武蔵川理事長の続投を求める意見をまとめ、理事長に伝える動きもあった。

 関係者によると、相撲協会は4日、文部科学省から武蔵川理事長の交代を強く要望され、同日の理事会で理事長の交代を討議した。この理事会で、秋場所(9月12日初日・両国国技館)は新体制で臨むことを了承した。

 陸奥理事(元大関・霧島)「(理事長を)辞めるのは簡単だけど、続けるのは大変なことだ。(武蔵川理事長は)体重が10キロくらい落ちて、首も痛めていると聞いている」

 放駒理事(元大関・魁傑)「(武蔵川理事長の当面の続投に)異論がなかったから(理事会は)すぐに終わった。どこかで(後任の理事長候補として)僕の名前が出ていたけど迷惑だ」